伝えたい道

信仰への道のり

神様が住みたいと思う場所 5

士師記を見てもわかるように、イスラエルの民は神様から離れては戻ることを何度も繰り返しました。そして、時はサムエルという士師が神様のみ言葉に従ってイスラエルの民をさばく時代に入りました。
とある日、イスラエルの長老たちが集まってサムエルのもとに来て、自分たちのために王を立ててくださいと言ったのです。
この言葉を聞いたサムエルは喜ばなかったんですが、主に祈ってみました。すると、主がおっしゃったのです。


サム上 8:7 主はサムエルに言われた、「民が、すべてあなたに言う所の声に聞き従いなさい。彼らが捨てるのはあなたではなく、わたしを捨てて、彼らの上にわたしが王であることを認めないのである。


この言葉をおっしゃった神様はどんな心情だったのでしょういつも見守っていてながらも、自分を認めず新たな王を立ててくれと願うイスラエルの民たちを見て。


こうやって、イスラエルの国に王が現れました。
初代の王はサウル、第2代の王はダビデ、第3代の王はソロモンです。ソロモンまではイスラエルが統一の国であったのですが、ソロモンの息子の時代になってイスラエルの国は分裂しました。これはまた別の話になりますけど。


話をもどして、第2代の王、ダビデは主のために聖殿を作ろうとしたのです。なぜかというと、今でも、神様をまつる場所はモーセの時に作った幕屋だったからです。でも、そんなダビデの望みはかなわなかったのです。


代上 17:11 あなたの日が満ち、あなたの先祖たちの所へ行かねばならぬとき、わたしはあなたの子、すなわちあなたの子らのひとりを、あなたのあとに立てて、その王国を堅くする。


代上 17:12 彼はわたしのために家を建てるであろう。わたしは長く彼の位を堅くする。


神様はダビデではなく彼の子に家を建てることを計画したのです。